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和歌山県の、社会的不適合者「紀五郎」① [オサルッチ]

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和歌山県の山奥に、「紀五郎」という、
真っ白いお猿さんが住んでいました。
「紀五郎」は、大変、ヘンクツな男の子でした。

「紀五郎」は、小さなお猿さんで、
赤ちゃんの、子猿さんに、いつもイジメられていました。

しかし、自分より弱い者には、ようしゃが、ありませんでした。
自分より弱い者には、いつも威張りチラシていました。
しかし、最後には、
反撃され、最終的には、
いつも、泣かされていました。

いわゆる、和歌山県の、社会的不適合者でした。

今日も、和歌山県の
社会的不適合者「紀五郎」は、
赤ちゃんの子猿達に、いじめられ、
川のほうに、必死で走って逃げていきました。

そして、川で、「紀五郎」が泣きべそをかいた顔を洗っていると、
「お玉じゃくし」が泳いでいました。
「紀五郎」はニヤニヤしてあることを思いつきました。

あることとは、赤ちゃんの子猿達に、いじめられた腹いせに、
「お玉じゃくし」を棒でつつきまわして、
いじめてやろうと考え付きました。

そして、和歌山県の社会的不適合者「紀五郎」は、
「オラ!オラ~!オラ~~~!」と
リキミ声を上げて「お玉じゃくし」を棒でつつき、
何度も、何度も痛めつけました。

そして、「紀五郎」は、

「ワイは和歌山県の百獣の王!紀五郎様じゃ~~~!」と
叫びながら、真っ赤にリキンだ顔をして、
「お玉じゃくし」がひっくりがえるまで、
棒で、つつきまくりました。

そして、「紀五郎」はこう叫びました。

「この、社会的不適合者!玉袋金太郎め~~~!」

「和歌山県の百獣の王・大猿紀五郎様とは、
           ワイのことじゃ~~~~!」

「よ~~おぼえとけ~~~!」

そして、棒で過剰につつきまわされた「お玉じゃくし」は、
ひっくり返ってピクピクと痙攣を起こし、
泡を吹いてしまいました。

「紀五郎」は、顔に血管の青筋を立ててさらに、こう叫びました!

「死んだふりせんで、早よ起きろ~~~~!
これからが、お仕置きじゃぁ~~~~!」と
怒り狂い!雄叫びを上げていました。

その瞬間、ひっくり返って泡をふいて痙攣していた
「お玉じゃくし」から足が生え!手が伸びて!
何と「お玉じゃくし」は、カエルに成長しました。

そして、そのカエルは、陸に上がってきました。
「ゲロゲロ!」 「ゲロゲロ!」 「ゲロ~~~!」と、
「紀五郎」は大威嚇(だいいかく)されました。
(紀五郎ピンチ!)  (紀五郎ピンチ!)  (紀五郎ピンチ!) 

「和歌山県の、社会的不適合者「紀五郎」大ピンチ~~~!」

ビビリ上がった「紀五郎」は、泣きちぢくり必死で、
走って逃げ出しました。

しかし、悲惨な事に、因果応報と云う物でしょうか?
途中で、石も、何も無いのに、つまずきこけてしまいました。

そして、「紀五郎」は、立ってその恐怖から逃れようと、
泣きちぢくりながらもがきますが、腰が抜けて立てません。

②へ・・・「つづく」












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